外観です。
道路からの眺めを品のあるものにするため、建物を小さく見せるよう努力しました。

小さなボリュームを前面に、大きなボリュームを後ろに配し、二階建てを平屋に見えるようにしています。
コンクリートの壁と珪藻土の塗り壁を持つ玄関ポーチです。

歩く距離を充分にとり、独特のムードを醸し出すよう工夫しました。

アプローチを長くギャラリー風なしつらえとすることで、訪れる人に住まい手の人柄を感じていただけるポーチになっていると思います。
玄関ホールです。

ホールに降り注ぐ光を演出しています。
玄関内の光を抑えることでホールの光を際立たせることに成功しているのです。

空間は光だけでは何の効果も期待できません。効果の演出として影や闇が大きな役割を果たしてくれるのです。
玄関の光の立役者であるトップライトです。

玄関ホールの来客者は、光が壁を洗う美しさを体験することになります。

住まいは、こうした楽しさや遊び心が大切だと思っています。外観だけ立派にしたり、ただ機能のみ追及しても、早く家に帰りたくなるような魅力ある家にはならないのです。中身が必要だと思います。
居間空間です。説明は特にしません。

居心地のよい空間とは、間取りのみから生まれるものでないことをお分かり頂きたいと思います。


壁は塗り壁。床は無垢のフローリングにナチュラルオイルです。

全館パネルヒーターとなっています。
食堂から居間を望みます。

繋がりのある空間なのですが、透明感のある階段の存在によって、プライベートな味わいを消すことなく広がりのある空間となります。
食堂空間。

小物入れ収納をたくさんとり、使い勝手のよい空間となりました。

キッチン、食器棚などすべて作りつけにして、住まい手にあわせて設計しています。
クライアントの書斎です。

クライアントは職業柄、膨大な書物のある家庭でしたので、本棚はいたるところに作りつけています。このスペースが御主人の帰巣本能に刺激を与えているようです。

ご主人が居間でくつろぐ姿をよく見かけることから、居間もかなりお気に入りのご様子。ほほえましく、また有り難く思います。
寝室です。

シンプルな構成としており、朝の目覚めをいかに心地よい空間とするかを考えて設計しています。
               

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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